今年こそ「つみたてNISA」に挑戦! 基礎知識から始め方まで、人気YouTuberが解説

今年こそ「つみたてNISA」に挑戦! 基礎知識から始め方まで、人気YouTuberが解説

ライフ・マネー

投資の必要性を耳にする機会が増えました。でも「投資ってギャンブルとは違うの?」「つみたてNISAは具体的にどう始めればいい?」――。そんな疑問を抱いたまま、一歩踏み出せない方もいるのではないでしょうか。元三菱UFJ銀行員で、チャンネル登録者40万人超の資産運用YouTuber・小林亮平さんが、資産形成の基礎知識についてお伝えします。

NISA口座では約20%の税金がかからない

今回はNISA(ニーサ)を取り上げます。

最近聞く機会が増えた、とお感じの方も多いのではないでしょうか。

 

NISAとは、Nippon Individual Savings Accountの略称で、「少額投資非課税制度」のことです。

「投資で得た利益に税金がかからない、お得な口座」だと思って下さい。

 

例えば、利益に税金がかかる通常の課税口座で買った株式が値上がりし、売却時に10万円の利益が出たとします。

投資の利益には約20%の税金がかかるため、利益から2万円が引かれ、手元に残るのは8万円です。

図1 NISA口座では、利益に対して税金がかからない
図1 NISA口座では、利益に対して税金がかからない

しかし、NISA口座だと利益に税金がかからず、10万円がまるまる受け取れます。

このため課税口座よりもNISA口座を優先して使うのがおすすめです。

「今年こそ投資を始めたい」と思っている方も、まずはお得なNISA口座を利用するのがいいでしょう。

「つみたてNISA」は長期投資向き。初心者にもおすすめ

NISAには3種類あります。

「一般NISA」「つみたてNISA」、未成年向けの「ジュニアNISA」です。

ここでは成年向けの「一般NISA」と「つみたてNISA」に絞って話します。

この2つのNISAは、同じ年にどちらか1つしか利用できません。

それぞれの特徴をちゃんと押さえておきましょう。

図2 一般NISAは2023年で新規投資終了となるが、代わりに新NISAが創設され、新たな投資可能期間が2024~2028年になる
図2 一般NISAは2023年で新規投資終了となるが、代わりに新NISAが創設され、新たな投資可能期間が2024~2028年になる

まず「一般NISA」についてです。

非課税枠(1月1日から12月31日までの1年間で投資できる上限額)は120万円です。

また非課税期間(利益に税金がかからず運用できる期間)は、その金融商品を購入した年から数えて最長5年です。

 

「一般NISA」では、上場株式のほか、様々な株式や債券が袋詰めになった投資信託など、様々な金融商品を購入することができます。

買付方法の制限もないので、一度にまとまった金額を投資する一括投資や、毎月一定額をコツコツ買う積立投資などができます。



一方「つみたてNISA」は長期投資をしたい人向けの制度設計となっています。

非課税枠は40万円と小さいですが、非課税期間が最長20年と長いのが最大のメリットです。

 

また「つみたてNISA」で購入できる商品は、金融庁が定めた一定の条件(低コストであることなど)を満たした190本程度の投資信託などに厳選されています。

このため、初心者でも迷わず選びやすいのも魅力です。


買付方法については「つみたてNISA」という名前の通り、積立投資に限られます。

積立投資は相場の下落時に安い価格で買うことができ、精神的な余裕を持ちやすいので、投資初心者にもピッタリです。

ちなみに、非課税枠40万円を12カ月で割った約33,000円という数字は、「つみたてNISA」での毎月の積立上限額としてよく使われるので、覚えておくといいでしょう。

複利効果を侮るなかれ。20年後の利益額は……

「つみたてNISA」は非課税期間の長さが最大のメリットとお伝えしました。

もう少し具体的に解説します。

 

例えば「つみたてNISA」口座で2021年1月1日から12月31日の間に積立をした投資信託は、2040年12月31日まで非課税期間が続きます。

また、2022年中に積立をした投資信託は、2041年まで非課税期間が続きます。

毎年積立を続けると、非課税期間の終了年が1年ずつ後ろにずれていくと思って下さい。

図3 つみたてNISAの非課税期間のイメージ
図3 つみたてNISAの非課税期間のイメージ

必ずしも「積立をした年から20年運用しなければいけない」わけではありません。

非課税期間が終了する前なら、どのタイミングで売却しても、利益に税金がかかりません。

ただ、運用を長く続けた方が、利益が利益を生む「複利効果」を期待できます。

 

投資額が年40万円、運用期間が20年、運用利回りが年5%の場合を考えてみましょう(図4参照)。

利益額を見ると、5年目はまだ約27万円ですが、20年目には複利効果もあって約558万円に増えます。

図4 投資期間が長くなるほど、利益が新たな利益を生む「複利効果」を感じやすい
図4 投資期間が長くなるほど、利益が新たな利益を生む「複利効果」を感じやすい

ただ、実際にはここまできれいには増えず、時には暴落してマイナスになることもあります。

上下に値動きしながら、長い目で見て右肩上がりで増えていく、と思えばいいでしょう。

 

つまり、長期投資でじっくりとお金を増やしたい人には、長い非課税期間がある「つみたてNISA」が向いていると言えます。

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