【11月おすすめ本紹介②】「ビジネスゲーム」「近江商人の哲学」など5冊

【11月おすすめ本紹介②】「ビジネスゲーム」「近江商人の哲学」など5冊

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本の要約サービス「flier(フライヤー)」とbizbleがコラボ。日々の生活が豊かになるような、ビジネスパーソンにおすすめの本を紹介します。

ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方

レビュー

要約者は働き始めてから8年ほどのキャリアをもつが、もっと早くにこの本を読んでいたら、遠回りしないで済んだのではないかと思わされることの多い内容であった。初版がアメリカで刊行されたのは1977年と古いため、現代日本の現状と少しずれていると感じるところもある。しかし、長い年月を超えてもなお参考になると思った部分も決して少なくない。その意味で、普遍性の高い内容であった。

組織の中で仕事をする際には集団においてどのように動くかが大切であり、それを著者は「ビジネス・ゲーム」と呼んでいる。多くの女性が、十分な能力や意欲を持ちながら、それに見合った仕事内容、地位、収入を得ていない。その理由は、女性が男性中心のビジネス社会でどのように振る舞うことが正解か、ビジネスのルールを知らないまま働いていることにあると著者は説く。

男性はスポーツなどの集団行動を通じて組織の中での振る舞いを幼少期から学ぶが、「女らしく」育てられた女性はそういった経験が少ないままビジネスの世界に飛び込むために、不利な戦いを強いられている。それに、女性の多くは「能力があれば昇進できる」と信じて、学位の取得や資格への挑戦をまず試みる。しかし、企業において認められるには、仕事の「能力」以前に、ルールを熟知して、戦略を立てることが必要なのだ。

仕事を持つ女性全員に、なるべく早く読んでいただきたい一冊である。多くの女性とともに働く男性たちの目を啓くことも間違いない。

要点

ビジネス社会では、集団の中でどのように振る舞うかが、仕事の内容や昇進に密接に関係している。それを「ビジネス・ゲーム」と呼ぶ。


ビジネス・ゲームでは、ヒエラルキーを守り、直属の上司の命令に逆らわないことがまず大事になる。また、組織の中では自分に割り当てられた仕事をきちんと行うことが大切である。


男性が支配的なビジネス社会では、女性も管理職を目指すべきだ。そのために自分が企業の中でどの位置にいるか、目標の地位にいくためにどのくらいのペースで昇進する必要があるかなどを計算しておいた方がよい。

著者

ベティ・L・ハラガン(Betty Lehan Harragan)
25年にわたり企業で働いた後、ビジネスコンサルタントとして独立。主に企業社会の中での女性活用を専門分野とする。「Working Women」誌の人気コラムニストとしても活躍した。1998年没

出版社

光文社

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