書道に上手も下手もない? 教室の先生とは違うアーティストの世界【ハッシュタグZ】#9月18日放送回

書道に上手も下手もない? 教室の先生とは違うアーティストの世界【ハッシュタグZ】#9月18日放送回

オフタイム

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ!」とbizbleがコラボ! 今回は「話題のあの人にリアルをぶつけろ!ハッシュタグ出演依頼!」のコーナーをお届けします。

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」は毎週土曜22時~23時に放送中の、Z世代が自分たちの目線で物事を深掘りし、それぞれのテーマについて討論する番組です。
9月18日放送回の「話題のあの人にリアルをぶつけろ!ハッシュタグ出演依頼!」のコーナーには、書道家の根本みきさんが出演。
出演者の阿久津愼太郎さん(26)、上村謙信さん(22)、なえなのさん(20)の3人と、書道家のアーティストとしてお仕事について語り合いました。

出演者
※以下、いずれも敬称略

阿久津愼太郎(あくつ・しんたろう)
1995年生まれ。K-POP、ジャニーズ、地下アイドルなど、あらゆる男性アイドルを推すヲタクYouTuber。国内外の現場に通うフットワークの軽さや冷静な分析力は、ほかのヲタクからも支持されている。イベントMCとしても活動中。

上村謙信(かみむら・けんしん)
1999年生まれ。愛知県出身。ダンス&ボーカルユニット『ONE N' ONLY』のメンバーとしての活動のほか、俳優としても活動中。

なえなの
2001年生まれ。様々なSNSで活動し、総フォロワー数が500万以上の「今最もZ世代に推されている女の子」としてタレント・モデルとして活動中。

上京して独立、足を踏み入れたアーティストの仕事

阿久津愼太郎(以下あくにゃん)
「まず簡単に根本さんのプロフィールを紹介させていただきます。福島県出身で、2015年に上京と同時に独立。書を通じて人との笑顔のつながりを広げたいという思いから、全国各地でイベント出演をするなどジャンルを問わず幅広く活動されています。『書道家』とはどんなお仕事ですか」

根本みき(以下根本)
「私の仕事の主軸は、お客様から書きたい文字を聞いて、それを作品にして額装にしてお渡しする作品制作です。お酒のロゴなども書家さんがやっていたりしますね」

あくにゃん
「確かに。パソコンには入ってない文字ですもんね」

なえなの
「唯一、書道でしか生まれない文字ってことですね」

根本
「そうです、そうです」

あくにゃん
「お客さんから依頼がきたときって何パターンか出すんですか」

根本
「何パターンか書体を変えてご提案して、一つだけ納品、という感じです。筆文字ロゴの場合は紙に書いてスキャンして、それをフォトショップやイラストレーターでデータ化するという流れになります」

あくにゃん
「依頼する人はどう依頼してくるんですか。『猛々しく』とか『太く』といった感じですか」

根本
「(笑)依頼する方もどう依頼していいかわからないですよね。そういう方が結構多いので、こちらからどんな仕上がりがいいですか? って聞きます。『かっこよく』とか、『古風に』とか、ご希望に合わせて書く感じです」

なえなの
「デザインも大変そうですけど、模写もしますか」

根本
「書道教室のお仕事ではほとんどそうです。教室はお手本通りに書くのと教えるのがお仕事なので。依頼のお仕事では模写はなくて、どちらかというとアーティストのお仕事になりますね」

あくにゃん
「そうですよね、唯一無二系というか」

根本
「そうです。福島出身なんですけど、それ(アーティストの仕事)で食べていこう! と思って東京に来ました」

100枚書いても、答えがない仕事

あくにゃん
「どれだけ書いても納得してくれない人もいるんですか」

根本
「いま6年目なんですけど、独立当初は私も強く言えないので、何回も書き直しに応えていたんですよ。でも結局、100枚書いたらいいとかないんですよ。何枚目でいいものができるのかわからなくて。今は『これは自信作なので、これで!』と、こちらから言うようにしています。でもイメージと違ったら言ってくださいって言葉は添えますけどね」

あくにゃん
「その判断も難しいですよね。ある程度、好まれる方程式みたいなものがあるんですか」

根本
「本当に答えがない仕事で。数字で表せないから感覚ですよね。でも結構多いのが、私が『これがいいな』と思ったものを提案すると、お客さんも『それがいい』って合致することも多いんですよね」

あくにゃん
「例えば先生と僕たちの4人がそれぞれ同じ字を書いたとして、先生以外の3人の字が選ばれることもあるんですかね」

根本
「あります!」

あくにゃん
「全部根本さんが書いたんですよって出したら、ワンチャン僕らの字が通るかもしれないってことですか!」

根本
「そうなんですよ!」

なえなの
「悪知恵ばっか働かせないでよ、あくにゃん(笑)」

一同
(笑)

あくにゃん
「いやいや、美の基準って難しいなと思って」

根本
「それは本当におっしゃる通りで、お客さんのご要望に合わせるとなると、上手いとか下手とかの世界じゃないというか。なえなのさんは書道をやっていらっしゃったと聞いたので上手いと思うんですけど、個性的な字を書かれたほうがワンチャン選ばれるかもしれないっていうのはあります」

あくにゃん
「まぁ、言うてね、初心者には墨とか筆を扱うのは難しいですからね(笑)」

上村謙信(以下上村)
「本当に尊敬なんですよね。字の上手い方って」

何も言葉が思いつかないときは?

あくにゃん
「パフォーマンスもされているとお伺いしたんですけど、どういうことをされているんですか」

根本
「YouTubeもやってます。『書の旅』というものをやっているんですよ。松尾芭蕉先生が歩きながら風景を見て一筆書いたことを私もやりたいなと思って。私は句はできないので、風景を見て思ったことを書く『書の旅』をYouTubeでやっています」

あくにゃん
「何も思いつかないって時はないんですか」

根本
「あります!」

一同
(笑)

あくにゃん
「あるんだ!人よりも感性がすごそうだから」

根本
「ぶっちゃけあって、海を見て『……海』。みたいな(笑)」

あくにゃん
「ああ、たしかに。『海だもの。』って感じですよね(笑)」

根本
「『海だもの』(笑)。私の場合そこで(すぐ言葉が)出てくるとかではなくて、いったん持ち帰って寝る前とかに『あぁ、今回の旅はこんな感じだったな』となって、次の日にできあがります」

あくにゃん
「1回寝かせるんですね」

根本
「でもYouTubeってやっぱりその場で書いた方が(動画として)いいので、ちょっとカメラをとめて何も考えない時間をつくり、浮かんできたことを書いたりもします」

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