【8月おすすめ本紹介5冊②】強いチームを作るための4ステップとは?

【8月おすすめ本紹介5冊②】強いチームを作るための4ステップとは?

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本の要約サービス「flier(フライヤー)」とbizbleがコラボ。日々の生活が豊かになるような、ビジネスパーソンにおすすめの本を紹介します。

無敗営業 チーム戦略

レビュー

本書のテーマは、オンラインとリアルのハイブリッドで仕事をする時代の「強い営業チーム作り」である。営業と銘打っているが、営業以外の仕事でもコロナ禍の「新常態」における仕事の進め方について少しでも迷いがあるのであれば、間違いなく手に取る価値があるだろう。

著者が行なったアンケートによれば、仕事がオンラインに大きくシフトした2020年3月以降、多くの会社では、会議は回数・時間とも減っている一方で、メールやチャットなどのやり取りが増大した。報告や業務の遂行に必要なやり取りは増える一方、雑談や個別面談の回数は激減している。つまり、「不要不急」のコミュニケーションが失われているのである。

こうした状況下で、どのようにしたら強いチームを作り、維持することができるのだろうか。それは、目的達成に関わる活動をできるだけ仕組み化し、組織のメンテナンスにかける余力を生み出すことである。それが、本書が提案する、強いチームを作るための4ステップである。これは、どのような組織でも応用可能なノウハウだろう。

要約では、主としてそうしたノウハウを、それもそのごく一部を紹介するにとどまるが、本書にあたって読み解いてほしいのは、著者の仕事に対する姿勢である。ひとつは「誰でも当たり前のようにできているべきこと」を目指して、徹底的にロジックを積み重ねている点、そしてもうひとつは現場からのフィードバックに基づいた、これもまた徹底的な現実志向である。そうした点も、ぜひベンチマークしたい。

要点

コロナ禍において、多くの担当者がオンラインによる商談をメインとしたいと考えている。オンライン商談を成功させるためのカギは、「段取り」と「納得感の醸成」である。


これからの営業の課題は、成果に直結する「目標達成」や「数字のコミット」についてのコミュニケーションを維持しつつ、リモートワークで失われがちな「雑談」や「個別の対話」が果たしていた役割を補い、両立させていくことだ。

著者

高橋 浩一(たかはし こういち)
TORiX株式会社 代表取締役
東京大学経済学部卒業。外資系戦略コンサルティング会社を経て25歳で起業、企業研修のアルー株式会社へ創業参画(取締役副社長)。1日100件のテレアポ新規開拓や数十人の営業組織をゼロから作り、同社上場に向けた足がかりを作る。2011年にTORiX株式会社を設立し、代表に就任(現職)。これまでの経験をベースとして、上場企業を中心に50業種3万人以上の営業強化を支援。行動変容を促す構造的アプローチに基づき、年間200本の研修、800件のコンサルティングを実施。日経ビジネス課長塾“THE 営業力”でもメイン講師を務める。8年間、自らがプレゼンしたコンペの勝率は100%を誇る。主な著書に『無敗営業「3つの質問」と「4つの力」』(日経BP)など
Twitter@takahashikoichi

出版社

日経BP

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