産地が違えば味も違う! ギリシャ産のオリーブオイルの味は?【ハッシュタグZ】 #7月31日放送回

産地が違えば味も違う! ギリシャ産のオリーブオイルの味は?【ハッシュタグZ】 #7月31日放送回

オフタイム

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ!」とbizbleがコラボ! 話題のあの人にZ世代が深掘りする「出演依頼のコーナー」の放送内容を、番組に寄せられたコメントとともにお伝えします。

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」は毎週土曜22時~23時に放送中の、Z世代が自分たちの目線で物事を深掘りし、それぞれのテーマについて討論する番組です。

7月31日放送回の「出演依頼のコーナー」には、オリーブオイル輸入のそらみつ株式会社の代表取締役・村上篤矢さんが出演。

出演者の阿久津愼太郎さん(26)、田中雅功さん(19)、めがねさん(22)の3人とギリシャ産のオリーブオイルについて語り合いました。

出演者

※以下、いずれも敬称略

阿久津愼太郎(あくつ・しんたろう)

1995年生まれ。K-POP、ジャニーズ、地下アイドルなど、あらゆる男性アイドルを推すヲタクYouTuber。国内外の現場に通うフットワークの軽さや冷静な分析力は、ほかのヲタクからも支持されている。イベントMCとしても活動中。

田中雅功(たなか・がく)

2002年生まれ。東京都出身。フォークデュオ「さくらしめじ」としてアーティスト活動の他、小説家としても活動中。

めがね

1999年生まれ。大阪府出身のYouTuber・女優・タレント。YouTubeチャンネルの登録者数は34万人を超える。YouTubeだけではなく、映画やドラマなどにも出演し、活動の幅を広げている。

 

なぜギリシャ産のオリーブオイル? 選んだ理由とは

阿久津愼太郎(以下あくにゃん)
「オリーブオイルの輸入や販売をしているそうですが、この仕事を始めた経緯を教えていただけますでしょうか?」

村上篤矢(以下村上)

「ちょっとさかのぼってしまうんですけど、僕が18歳くらいのときに、大きくなったときに社会でどういう仕事がしたいとか考えるものだと思うんですね。考えた結果、遺跡の発掘がしたい、アニメをつくりたい、世界を冒険したい、色々出てきたんですね。

それで、サラリーマンでそれをするのは無理があるなと。でも事業としてやれば全部できるやん、ということで思い立ったんですね。

世界との貿易で会社を始めれば一番楽しくて面白いだろうということで始まったんです。

(右奥から時計回りに)阿久津愼太郎さん、めがねさん、田中雅功さん、村上篤矢さん
(右奥から時計回りに)阿久津愼太郎さん、めがねさん、田中雅功さん、村上篤矢さん

それが今でも変わってなくて。まず、貿易会社に就職しまして、仕事を覚えまして。そのとき世界をあちこち行かしてもらいまして。

外国から果汁を輸入する仕事だったのですが、33歳の時そらみつ株式会社を始めて、ポルトガルのパンにつけるイワシとツナのペーストの輸入を始めました。

安いし、すごくおいしい。これは絶対売れると。

ところが、試食販売したら売れるんですが、スーパーに置いてあるだけだとなんだこれはと。

食文化が違うので、いくら良いものだと思っても、市場が合うものでなければ売れない。これは僕の思い込みでしかなかったと。

ちょうど2002年に始めたんですけれど、1人目の子どもが産まれて、2年後に2人目が産まれました。

始めるときに大阪府の補償をもらって、ビジネスプランだけで1000万円の借り入れができたんですね。ところが、ペーストが売れずに3年間赤字。3年経ったあとは1000万の借金だけが残る」

めがね
「えーどうしよう」

村上
「家族3人どうやって養っていこうかと。だからその頃は僕は朝起きたら冷や汗でぐっしょり。

夢の中でもいろんな人が出てきて、入れ替わり立ち替わりいろんな事言うんですよね。夢の中でもどうしたらいいか一生懸命に考えているんですよ。

そんな中でうちのパテを売ってくれているスーパーのバイヤーさんが、『村上さん、世の中にない物をやるのもいいけれど、今売れているもので安くて良いものを見つけてくるほうが話が早いんじゃないだろうか』と。

たとえばオリーブオイル、今これだけ売り上げ伸びてるで、とデータを見せてくれて。こちらは藁(わら)にもすがる思いでオリーブオイルかと。

その頃は僕も全然知らなかったんですよ、オリーブオイルはどれも一緒だろうと。ちょっと安いものを見つけてきたらそれでいいんじゃないかということで調べはじめたんですね。

そして調べていくと、ギリシャが世界一おいしいと。ギリシャのカラマタ地方が世界一のオリーブの産地だということがあちこち出てくるんですね。

調べていくと、どうもイタリア人が全部買い取ってイタリアでブレンドして、メイドインイタリーとして出ていっているということが分かってきたんですよ」

一同
「知らなかった」

村上
「そしたらギリシャのものを直接買って、直接売ったら一番良いものを安く提供できるんじゃないかということで始まったんです。ギリシャには60社ほどメーカーがありまして、全部連絡を取ってサンプルを全部集めて食べていったんです。こっちも生きるか死ぬかなんで」

めがね
「わかるものなんですか?」

村上
「最初は似たようなものだと思ってたんですよ、ところがびっくりしたのは全然違うんですよ」

めがね
「意外です!」

村上
「こんなに違うの! となって。まず産地限定かブレンドかで大きく2つに分かれるんです。ブレンドというのは色々なところのオイルを寄せ集めて形にしたもの。その分えぐみが強かったり」

めがね
「その分安いんじゃないんですか?」

村上
「そう、値段は安くなるんです。産地限定のものは、値段が高くなるんですけれど、自然なおいしさというか味わいで。

そこで食べていったなかで1個、すごいオリーブが、頭の中でオリーブ畑が浮かぶようなところがありました。

それが世界一おいしいと言われているカラマタ地方の農協さんだったんですね。そこのものをまず輸入し始めるんですけれども、そのときにお金もないから、うちの家内が色鉛筆で絵を描いて(オリーブオイルの瓶のパッケージを指さしながら)僕がデジカメでイラストレーターに取りこんでデザインして、と始まりました。何もかもなかったので」

めがね
「めちゃくちゃいい話ですね」

村上
「お金もないから、自分で現地行って、仕入れて、コンテナ手配して、通関切って、最後に問屋さんに持っていく。

エプロンしてスーパーの試食販売に立って、おばちゃん相手に試食販売するわけですよ。

僕は食べ比べて全然違うと思ったけれど、おばちゃんはわかるのかなあと思いながら食べてみてって言ったら、「ほんま全然違う! ジュースみたい」となって、最初仕入れたのが売り切れました。また次入れたのが売り切れて。それがずっと売り切れました。

それがずっと右肩上がりに伸びてきて、今では全国北海道から沖縄までだいたいのスーパーさんに置いていただいているような形で、みんなも分かってくれたというところなんです」

めがね
「もともとなじみがあったからこそ」

 

ギリシャでは各家庭にオリーブの木? 消費量が世界一

あくにゃん
「オリーブオイルって味もさることながら栄養価的なところっていいんですか? めがねちゃんは、毎日飲んでるらしいんですよ」

めがね
「オリーブオイル、スプーン1杯分を」

村上
「オリーブオイルの面白いところは、オリーブの実を収穫して27度以下で物理的に潰すだけなんです。だから果汁みたいなものなんです。普通、食用油というものは、種からヘキサンという化学溶剤で200度~300度で抽出するんです。だからビタミンもミネラルも飛んじゃってるんです」

あくにゃん
「ビタミンなどは熱に弱いっていいますもんね」

村上
「オリーブオイルは27度以下なんで、本当に農作物、果汁みたいなものなんですね。だからミネラルもビタミンも豊富に残ってます。この間、子ども食堂の人たちと話していたんですけれども、今キレる子が多いと。味噌汁に朝オリーブオイルをちょっと入れるだけで全然キレなくなるんです」

あくにゃん
「キレるって怒るって事ですか?」

村上
「そう。今コンビニとか行ったらいろんなものが買えるようになって添加物だらけ。傷みがない。レトルトは125度ほどで加熱してるので。オリーブオイルは全部残っている農作物に近いんですね。だからそういうところが面白い。まったく普通の油とは違う」

田中雅功(以下がっくん)
「そうですね、ある種、果汁であるっていうのが面白いですね」

あくにゃん
「だからおばちゃんのジュースみたいというのはあながち間違いじゃないんですね。感覚として」

めがね
「本当だー。面白い」

あくにゃん
「最初は実際に取り寄せてたと思うんですけれど、ギリシャに行って現地でも見られたりするんですか?」

村上
「年1回は収穫時期に行ってます。同じ農家さんでも農作物なんで、去年山本さんところのみかんがおいしかったのに、今年は田中さんところのがおいしいなということがあるんですよ。オリーブもやっぱりそうでして、去年ここのがおいしかったけれど、今年こっちのがおいしいなというのがあります。毎年収穫時期に現地に行ってそれを選ぶ。一番おいしいものを確保して、年間供給するということなんですね」

あくにゃん
「年単位の計画なんですね」

村上
「年間で150トンから200トンくらい確保して輸入しています」

めがね
「これオイルだけじゃなくてオリーブの実の塩漬けみたいのもあるじゃないですか。あれもやってらっしゃるんですか?」

村上
「あれもやってます」

めがね
「あー、おいしそう! あれ大好き」

村上
「オリーブはなっている実をかじってもしぶくて食べられないんです」

一同
「えー」

村上
「しぶ抜きすれば食べられるんですけれども、割とスペインなんかではカセイソーダで薬品でしぶを抜くんですけれども、ギリシャは昔ながらの塩につけて自然に発酵するだけなので、うまみが残ってておいしいんです」

めがね
「現地いきたーい」

村上
「現地に収穫時期に行くでしょ? 搾りたてのものを食べたら本当においしい。

僕らが輸入しているものは搾りたてでなくて、それを濾過(ろか)して船で2カ月くらいかかって持ってきていますんで、やっぱり風味は落ちていくんですよね。全く違います。

ギリシャの場合面白いのは、各家庭がオリーブの木を持っているんですよ。スペインやイタリアは企業が木をもっているんですけれど、ギリシャはみんなが木を持っていまして。

収穫時期は11月から2月くらいなんですけれど、みんなで収穫して、自分たちが使う分だけ確保して残ったものを農協さんが引き取って僕らが買い取る。

だから収穫時期は山になってるものだから、骨折とかして運ばれるようなケガや事故が多いみたいです」

めがね
「古典的なんですね」

あくにゃん
「これからはそう思いながら食べよう。現地では誰かが骨折してんだろうなと思いながら(笑)」

村上
「現地の人の暮らしとか考えていくとすごい深みがあるというか」

めがね
「よりおいしく感じられそう」

村上
「ギリシャは消費量が世界一なんですね。イタリアの生産量は最近落ちていまして」

あくにゃん
「イタリアのイメージがすごいありました」

村上
「去年はギリシャが2位、スペインが1位なんです」

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