【7月28日】8年前、松井秀喜さんがニューヨークのヤンキースタジアムで引退式

【7月28日】8年前、松井秀喜さんがニューヨークのヤンキースタジアムで引退式

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「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。

甲子園、プロ野球、そして大リーグと、さまざまな舞台で野球ファンを沸かせ続けた松井秀喜さんが8年前の2013年7月28日、ニューヨークのヤンキースタジアムで「引退式」に臨みました。

ニューヨークのヤンキースタジアムで開いた「引退式」で歓声にこたえる松井秀喜さん=朝日新聞社
ニューヨークのヤンキースタジアムで開いた「引退式」で歓声にこたえる松井秀喜さん=朝日新聞社

石川県出身の松井さんは星稜高校野球部のころから強打者として知られた選手でした。高校球児として最も注目を浴びたのは、3年生だった1992年の夏の甲子園大会でした。明徳義塾戦で5打席連続で敬遠となり、星稜が試合に敗れたという逸話が残ります。

その後、松井さんはその年のドラフト会議で巨人から1位指名されて入団。巨人では日本球界を代表するバッターとして活躍し、首位打者やホームラン王、打点王など、数々のタイトルをものにしました。

 

2002年に巨人からフリーエージェント宣言をしてヤンキースと契約し、活躍の場を大リーグに移しました。背番号は巨人時代とおなじ「55」。「GODZILLA(ゴジラ)」の愛称でアメリカの野球ファンの心もつかみ、2007年にはイチロー選手に続く日本選手2人目の日米通算2000本安打を達成しました。

2009年には、日本人初のワールドシリーズ最優秀選手(MVP)に輝き、エンゼルス、アスレチックス、レイズと移籍した後、2012年のシーズンで現役を引退。2013年4月、日本とアメリカでの活躍をたたえ、当時の安倍晋三首相が国民栄誉賞を授与することを決めました。

国民栄誉賞の授賞式でスピーチをする松井秀喜さん=東京ドーム、朝日新聞社
国民栄誉賞の授賞式でスピーチをする松井秀喜さん=東京ドーム、朝日新聞社

翌5月に巨人の本拠地・東京ドームで開かれた国民栄誉賞の授賞セレモニーの始球式で、松井さんは巨人時代のユニフォームを着てピッチャーを務めました。捕手は当時の巨人監督・原辰徳さん、バッターは長嶋茂雄さん、審判は安倍首相が務めるというイベントでした。

引退式で松井さんに送られた背番号「55」のヤンキースのユニフォーム=朝日新聞社
引退式で松井さんに送られた背番号「55」のヤンキースのユニフォーム=朝日新聞社

アメリカでの引退式は、その直後のことです。当時、松井さんは39歳。2003年から7年間在籍したヤンキースに1日限定のマイナー契約で復帰するという特別待遇をうけたイベントでした。4万8000人の観客の大歓声に包まれ、スーツ姿でヤンキースタジアムのグラウンドに立ちました。

 

当時の朝日新聞の報道によると、松井さんは引退を宣言する書面にサインし、同い年で親友だったデレク・ジーター内野手から記念品として背番号「55」のヤンキースのユニフォームを贈られました。メディアの取材にも応じ、「選手として最も憧れた場所で終わることができた。これ以上に幸せなことはないと思う」と話したそうです。ジーター選手は「彼(松井さん)の栄誉をたたえるための1日だった。今までのチームメートのなかでも、一番のチームメートだ」と名残を惜しんだそうです。

ニューヨークで開いた松井秀喜さんの「引退式」を報じる2013年7月23日の朝日新聞夕刊(東京本社版)
ニューヨークで開いた松井秀喜さんの「引退式」を報じる2013年7月23日の朝日新聞夕刊(東京本社版)

ニューヨークの地元紙、ニューヨークタイムズ(電子版)は松井さんの引退式に臨んだヤンキースのジョー・ジラルディ監督(当時)の談話を伝えています。

「ヤンキースのクラブハウスで、ヒデキ・マツイ以上に誰からも愛される選手を見つけるのは苦労します」

 

ヤンキースはベーブ・ルースやルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオら歴史にのこる名選手を輩出し続けたアメリカ球史を代表する球団です。イチロー選手や黒田博樹投手、田中将大投手も活躍しました。

 

その大リーグではいま、エンゼルスの大谷翔平さんが大リーグファンの注目の的になっています。投打の「二刀流」で活躍し、今月7日には対レッドソックス戦で今季32号のホームランを放ち、2004年に松井さんが記録した日本選手シーズン最多記録を更新しました。大リーグでもトップを独走し、日本選手初のホームラン王も現実味を帯びてきています。

 

松井さんの足跡は、しっかり後進に受けつがれています。

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