朝食ビュッフェの生ゴミ → 肥料 → 作物 → また朝食に!【ハッシュタグZ】 #7月17日放送回

朝食ビュッフェの生ゴミ → 肥料 → 作物 → また朝食に!【ハッシュタグZ】 #7月17日放送回

オフタイム

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ!」とbizbleがコラボ! 話題のあの人にZ世代が深掘りする「出演依頼のコーナー」の放送内容を、番組に寄せられたコメントとともにお伝えします。

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」は毎週土曜22時~23時に放送中の、Z世代が自分たちの目線で物事を深掘りし、それぞれのテーマについて討論する番組です。

7月17日放送回の「出演依頼のコーナー」には、全国にビジネスホテルを展開する株式会社ミナシアの代表取締役社長、下嶋一義(しもじま・かずよし)さんが出演。

出演者の阿久津愼太郎さん(26)、田中雅功さん(19)、めがねさん(22)の3人と、フードロスを減らして生ゴミから肥料を作る取り組みについて語り合いました。

出演者

※以下、いずれも敬称略

阿久津愼太郎(あくつ・しんたろう)

1995年生まれ。K-POP、ジャニーズ、地下アイドルなど、あらゆる男性アイドルを推すヲタクYouTuber。国内外の現場に通うフットワークの軽さや冷静な分析力は、ほかのヲタクからも支持されている。イベントMCとしても活動中。

田中雅功(たなか・がく)

2002年生まれ。東京都出身。フォークデュオ「さくらしめじ」としてアーティスト活動の他、小説家としても活動中。

めがね

1999年生まれ。大阪府出身のYouTuber・女優・タレント。YouTubeチャンネルの登録者数は34万人を超える。YouTubeだけではなく、映画やドラマなどにも出演し、活動の幅を広げている。

バッグに入れてジッパー閉めれば肥料に

阿久津愼太郎(以下あくにゃん)
「下嶋さんは大学卒業後、ホテル業および観光業を中心に日系企業や外資系企業にて要職を務め、心温まる我が家のようなおもてなしを提供するホテルを全国展開しています。さっそくですが、運営するビジネスホテルの一部店舗で生ごみをリサイクルしているそうですね。詳しく教えていただけますか」

(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、めがねさん、田中雅功さん、モニターに映っているのが下嶋一義さん。左奥は番組ディレクター
(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、めがねさん、田中雅功さん、モニターに映っているのが下嶋一義さん。左奥は番組ディレクター

下嶋一義(以下下嶋)
「ホテルに泊まると、みなさん朝食ビュッフェを楽しみにされていますよね。私たちもお客さんに喜んでもらうために品数を増やしたり、見た目を良くするために量を補充したりしていました。ただ、それだとお客さんの満足度は上がるんですが、食べ残しも調理くずも増えて、生ゴミがたくさん出てしまう。

そこで我々のホテルではロスを減らすために、ある程度のお客さんが朝食を食べた段階で、小皿に盛ったり、小分けにして提供したり、定食スタイルにしたりと工夫して、並べる料理の量を減らしていきました。それでもやっぱり生ゴミは出てしまう。

それをどうにかしたいと思っていたところ、福岡にあるローカルフードサイクリングという会社から、LFCコンポストという仕組みを使って、生ごみを堆肥(たいひ)としてリサイクルできますよと提案をいただきました。いま博多と熊本の2店舗で試験導入しています。生ごみをコンポストで堆肥に変え、その堆肥を農家に送って、その農家で育てた野菜をまた我々で仕入れて、朝食で野菜を出すというリサイクルモデルを展開しています」

田中雅功(以下がっくん)
「まさに循環しているということですね」

めがね
「堆肥にする前の食べ残しや生ゴミって、塩とかいろんなものが入っているじゃないですか。それでも肥料になるんですか」

下嶋
「生ゴミを専用の土みたいなものの中に入れると、微生物が余分なものは分解し、必要なものは残してくれます。本当に環境にやさしい肥料を作ることができます。昔は段ボールとかでコンポストを作っていたんですけど、例えば庭に置いておくとダンボールは湿ってダメになってしまう。今回はバック型で、その中にコンポスト材を入れて、生ゴミを入れてジッパーを閉めて堆肥にするという画期的なシステムです」

がっくん
「写真を見た感じ、保冷バッグみたいですね。これにおいは大丈夫ですか」

めがね
「確かに。生ゴミですよね」

下嶋
「生ゴミなんですが、バッグに入れて中の土をかき混ぜた後はジッパーで密封するんです。庭先に置いておいて、定期的に封を開けて土をかき混ぜると、においはなくなるというか、そこまで気にならないんです」

めがね
「ぬか漬けみたい。すごい」

がっくん
「家庭菜園とかにも使えそう。においさえクリアできたら、めちゃいいなと思う」

 

全国に広めるには農家の協力が不可欠

めがね
「日本のホテル業界ではよくある取り組みなんですか」

下嶋
「他がやってるという話は聞いたことがないので、ホテル業界では初かと思います。今回のバックは特注の大きなものを作ってもらったんですね。家庭用はもっとこぢんまりしていて、実は私も自宅で使っています。自宅のゴミを毎日300~400グラム入れて、2ヶ月間、生ゴミを入れ続けるんです。一杯になったら2、3週間、熟成させます。すると堆肥として使えるようになって、庭とかにまきます」

あくにゃん
「入れた生ゴミは粉々ではなく、固形の状態で残っているんですか」

下嶋
「いえいえ。微生物が分解するので。見た目は土みたいな感じです」

一同
「えー! 2週間で?」

がっくん
「ホテルとか家庭とか学校の給食とかで広がったらよさそう」

あくにゃん
「この前ニュースで見たんだけど、世界では飢餓が進んでいて、『これだけ食べ物があれば、みんな救えますよ』という量があるんだけど、日本だけでその2倍捨ててるんだって」

めがね
「うわー、つらい」

あくにゃん
「日本は食べられるのに捨てているものが多そうだから、今回みたいな取り組みが広がればすごく効果があるんだろうなって」

がっくん
「これは全国に広まりそうですか」

下嶋
「広めたいと思っているんですよ。ただ、課題があって。農家さんの協力がどうしても必要なんです。農家さんは今まで化学肥料、つまり窒素とかリンとかカリとかを使ってきました。化学肥料は植物がよく育つんですね。化学肥料の代わりにリサイクルした堆肥を使うと、コストや手間がかかる面もあるので、それを嫌って導入に踏み切れない人もいます。

ただ、日本全体が地球環境にもっと敏感になって、意識を高めていかないとうまく回らない。農家さんをいかに説得して、我々の取り組みに賛同してもらうかというのも、同時にやるべきところです」

がっくん
「化学肥料より『食べ残しを堆肥にしています』と言われた方が安心だし、もっと広まってほしい」

あくにゃん
「賛同する農家の方は、ビジョンに共感して協力してくれるんですか。それとも意外と費用が安いとか、作物がすごくおいしく育つとか」

下嶋
「前者が多いと思います。やはり量を作った方がビジネスとしてはもうかりますから。ただ、少し余裕が出てくると環境とかを意識するようになっていきます。でも今はコロナとかでレストランも閉まってしまっている。食材が余ってしまっているので、そこにお金をかけられないという人も多いです」

がっくん
「この堆肥の方が栄養価が高いんですか」

下嶋
「自然のミネラルとかを土に還す手法なので、栄養とかバランスは化学肥料に比べて当然良くなります。味も濃くなっておいしく感じますね」

めがね
「自分ごとじゃないかもしれないけど、未来の子どものためにと思ったら、できることからやっていく方がいいですよね」

あくにゃん
「環境にいいものとか、エシカル消費とか、SDGsとかって、どうしても普通の市販品より高くなりがちだけど、そもそも普通の市販品が安すぎて、いろんな人が搾取されているという現実もあるよね。これが高いんじゃなくて、他が安すぎるという考えもあるかもなと思って」

 

リユースとリサイクルの違いって?

あくにゃん
「メッセージをいただいているのでご紹介します。『私はリユースとリサイクルの違いがあいまいです』と。リユース、分かりますか?」

めがね
「リユース、リデュース、リサイクル。3Rだよね」

あくにゃん
「リユースはそのままの形状で再度利用されること、リサイクルは形状を変えて再度利用することと。へー、そんな違いがあったんだ」

めがね
「知らなかった。リサイクルってペットボトルから、またペットボトルを作ってくれるみたいな考えしかなかった」

あくにゃん
「ペットボトルに残った液体出すのって全部手作業なんだよね」

一同
「えー!」

あくにゃん
「絶対みんな液体出してから捨てた方がいいよ。ところで今回の肥料は3Rのどれに当たるの?」

がっくん
「生ゴミを堆肥にするのはリサイクルですよね」

下嶋
「そうですね」

あくにゃん
「他にリサイクルしたいものありますかという質問に『プリンやゼリーのカップです。料理の時、調味料を混ぜたり、切った野菜を入れておくのに使っています』と」

めがね
「びんにつまようじとか、盛り塩の塩とか、ピン留めとか入れる」

がっくん
「僕ギター弾くんで、お菓子の缶をピック入れにしたりします」

あくにゃん
「みんな結構使ってるんだね」

がっくん
「あくにゃんはあんまりですか」

あくにゃん
「確かに缶は後で箱として使う想定で買うかも。そういえば、こないだ東京ディズニーリゾートに行って思ったけど、お菓子のパッケージが紙製に変わってるね。ドナルドのチョコのクランチとか紙製だったもん」

一同
「えー! あれ紙製になったの!」

 

服を寄付、リメイク……いろいろ循環してる

あくにゃん
「他のメッセージを。『祖母が若い時に着ていた服をリメイクして自分で着てます』とか」

めがね
「素敵ですね」

あくにゃん
「次です。『私は着なくなった服を国際支援をしているNPOに寄付しています。その古着の売上が海外の発展途上国の子供たちへのワクチンになるそうで、昔から続けています』と」

がっくん
「知り合いに洋服あげたりしませんか」

めがね
「めっちゃする。こないだ相方に何百着かあげた」

がっくん
「もらうのも結構あります。お母さんがもらってます。友達に」

めがね
「あ、素敵だね」

あくにゃん
「そうやって循環してるんだ、世の中って。それにしても今回は驚きました。生ゴミを入れておいたら堆肥になるって」

めがね
「都市部で家庭菜園をする方いらっしゃるじゃないですか。絶対いいと思います」

あくにゃん
「下嶋さん、最後にお知らせはありますか」

下嶋
「6月15日に渋谷に新たにホテルをオープンしました。若者の街に進出しましたので、ぜひお越しの際はご利用いただければ。10月には博多と高松にも新しいホテルがオープンしますので、ぜひご利用下さい」

bizble編集部より

bizbleでは不定期で「ハッシュタグZ」の出演依頼のコーナーを記事化します。番組はLINE LIVEでも生配信しています。

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