若い人にも多いお尻の悩み 「トイレで洗いすぎ」は危険?【ハッシュタグZ】 #7月10日放送回

若い人にも多いお尻の悩み 「トイレで洗いすぎ」は危険?【ハッシュタグZ】 #7月10日放送回

オフタイム

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ!」とbizbleがコラボ!話題のあの人にZ世代が深掘りする「出演依頼のコーナー」の放送内容を、番組に寄せられたコメントとともにお伝えします。

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」は毎週土曜22時~23時に放送中の、Z世代が自分たちの目線で物事を深掘りし、それぞれのテーマについて討論する番組です。

7月10日放送回の「出演依頼のコーナー」には、昨年末に著書『痛み・かゆみ・便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい』(あさ出版)を出版した大阪肛門診療所副院長で肛門科医の佐々木みのりさんが出演。

出演者の阿久津愼太郎さん(26)、田中雅功さん(19)、なえなのさん(20)の3人と、お尻に関する悩みや疑問について語り合いました。

出演者

※以下、いずれも敬称略

阿久津愼太郎(あくつ・しんたろう)

1995年生まれ。K-POP、ジャニーズ、地下アイドルなど、あらゆる男性アイドルを推すヲタクYouTuber。国内外の現場に通うフットワークの軽さや冷静な分析力は、ほかのヲタクからも支持されている。イベントMCとしても活動中。

田中雅功(たなか・がく)

2002年生まれ。東京都出身。フォークデュオ「さくらしめじ」としてアーティスト活動の他、小説家としても活動中。

なえなの

2001年生まれ。TikTokやYouTubeを中心に活動し、SNSの総フォロワー数が500万以上の「今最もZ世代に推されている女の子」としてSNSインフルエンサー・タレント・モデルとして活動中。

 

華やかな皮膚科から「4K」だった肛門科へ転身

阿久津愼太郎(以下あくにゃん)
「肛門科医になった経緯を教えていただけますか」

佐々木みのり(以下佐々木)
「主人の病院が明治時代から続く老舗の肛門病院なんですが、あるとき先代の院長が急に亡くなったんです。人手不足で困っていたので、1年くらいお手伝いしようと入りました。辞めようと思った時、患者さんやスタッフから「辞めないで」と頼まれまして。肛門科って、当時女医さんが5人くらいしかいなかったんですよ。それまで私は皮膚科医でした。皮膚科は華やかな女医さんがやるきれいな科ですが、肛門科は汚い、臭い、きつい、かっこ悪いという、いわゆる4Kで」

あくにゃん
「4Kってテレビの話みたいですね(笑)」

佐々木
「女性が少ないのも当然ですよね。だったら人が嫌がることをやろうと。皮膚科はやりたい女医さんがたくさんいるので、私は肛門科医になって、困っている患者さん、女性患者さんを助けたい。そう思って転身しました」

(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、なえなのさん、田中雅功さん、モニターに映っているのが佐々木みのりさん。左奥は番組ディレクター
(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、なえなのさん、田中雅功さん、モニターに映っているのが佐々木みのりさん。左奥は番組ディレクター

田中雅功(以下がっくん)
「皮膚科はスパッと辞められたんですか」

佐々木
「そうですね」

なえなの
「すごい。肛門科が嫌だなとか思わなかったんですか」

佐々木
「全然思わなかったんですよ。むしろ肛門科の方が面白くて、肛門科医として生きようと決めました」

がっくん
「子どものころからお医者さんを目指していたんですか」

佐々木
「いえ、まったく。勉強できなかったし、高校2年の秋冬ぐらいまで音大に行きたいと思っていました。高校時代は悩みがあって、学校に行けなくなった時期があったんですよ。その時に自分が悩んだので精神科医になりたいと思ったのがきっかけです」

あくにゃん
「精神科医でなく皮膚科医になった理由は」

佐々木
「私すごい敏感肌で、大学時代にメイクもできないぐらいかぶれてしまったんです。皮膚科医になって、自分のように敏感肌で化粧品が使えない患者さんのために化粧品を作りたいと思ったんです」

がっくん
「医学生や医師の方が希望する分野を変えるのはよくあることなんですか」

佐々木
「女医さんが皮膚科を選ぶきっかけとして、美容的なことをやりたいという動機はよくあると思います。ただ、皮膚科から肛門科というのは、後にも先にも私だけでしょう。外科をやらないと肛門科には行きにくいというのが、肛門科の女医さんが少ない理由の1つだと思います」

がっくん
「肛門科医になって戸惑いはありませんでしたか」

佐々木
「いえ、すごくやりがいがありました。皮膚科と違って、診察室で涙を流して喜んでくれる患者さんがこんなにいるんだって。どっぷり肛門科にはまりました。皮膚科医の経験が生きて、肛門周辺の皮膚病を治せたこともありました」

あくにゃん
「肛門科ってどんな方がどういう症状で来られるんですか」

佐々木
「私の施設に来られるのは、20、30代の若い患者さんが多いです。若い女性患者さんで、治らない切れ痔(じ)と肛門のかゆみに悩んでいる方が大勢います」

あくにゃん
「へえ。便秘とかが多いのかと思いました」

佐々木
「その背景には便秘があるんですよ。その便秘というのも、みなさんが考えていらっしゃる便秘とは違って、出口の肛門の便秘です」

がっくん
「そんなのあるんですか」

佐々木
「毎日、便が出ても、すっきりせずに残っていたら便秘なんですよ。私も痔って何日も便が出ない人がなる病気だと思っていたんです。だけど痔で悩む患者さんはみんな毎日お通じあると言うんです。その答えが『出残り便秘』だったんです」

なえなの
「ちゃんと最後まで出し切らなきゃいけないんだね」

がっくん
「出し切ろうと思って出し切れるものですか」

佐々木
「頑張りすぎると肛門に負担がかかります。みなさん、正しいトイレの入り方って学校とかでも教わったことがないと思うんです。排泄(はいせつ)って密室で1人で行う行為じゃないですか。でも、お尻の拭き方とか、肛門に負担のかからない温水洗浄便座の使い方って、肛門科医から見て『これはダメ』『こういうふうにしてね』というやり方があるんです」

 

激辛の食べ物はお尻に良くない

あくにゃん
「『先生の病院で手術してもらったことがある者です』という方からメッセージが来ています。『かれこれ20年経ちますが、お尻は絶好調で、もっと早く受診すれば良かったと当時は後悔しました。さて最近、ふとした時に肛門がかゆく感じることがあります。何が起きているのでしょう。便意が近い時に多い気がします』とのことです」

佐々木
「排便後に便が肛門近くに残っていると、お尻がむずむず痒くなります。便が下りてきたらかゆみを感じるという患者さんもいますしし、排便後にかゆいという方もいます」

あくにゃん
「塗り薬とかで治るものですか」

佐々木
「便を出さないと根本的な解決にならないですね。ちゃんと便を断ち切るようにしないといけません」

あくにゃん
「下着についてのコメントも来ています。夏になるとかゆくなるという男性です。通気性を良くしようと、ボクサーブリーフからトランクスに替えていますと。お尻のかゆみとむれは関係あるんですか」

佐々木
「あると思います。特に肛門の周りというより、臀部(でんぶ)、つまりお尻がむれてニキビができたり、むれてかゆくなったりする人も多いです。乾く素材の下着を選ぶといいかもしれません」

あくにゃん
「これは僕も気になったんですけど。『辛いものってお尻に良くないのでしょうか。逆に食べ続けていたら、お尻が鍛えられて痛くなくなるのでしょうか』。辛いものを食べた翌日はお尻が痛いなんて言いますけど、どうでしょうか」

がっくん
「ははは。聞きたいそれ」

佐々木
「激辛は良くないです。香辛料はそのままの形で便として排泄されるので、辛いものを食べた翌日に便を出した後、ヒリヒリすることがあります。患者さんの中には、肛門の傷に香辛料が入るのか、ずっとひりひり痛いとか、肛門の穴の周りが真っ赤になるという人もいます」

あくにゃん
「やっぱ良くないんだね、激辛は。次で最後です。『デスクワークの仕事をしていて、1日中座っていると、お尻がすごくこります。対策はありませんか』と」

佐々木
「お尻のお山の部分の筋肉がこっているんだと思います。1~2時間に1回立って、体を動かしてください。座りっぱなしだと、うっ血して肛門にも悪いです」

 

拭く時は丸めた紙でポンポンと押さえて

その後、話題の本を取り上げる「ブックマちゃん」のコーナーで、佐々木さんの著書「痛み・かゆみ・便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい」について引き続き話し合いました。

あくにゃん
「本では、約10万人の患者を診てきた佐々木先生が、お尻のトラブルに対するセルフケアの方法を伝授しています。まず出版の経緯を教えて下さい」

佐々木
「アメブロで、肛門科の診察室のリアルをつづっていたんです。温水洗浄便座が良くないという内容に衝撃を受けられた出版プロデューサーの方からお声がけいただきました」

あくにゃん
「僕も知りませんでした。洗いすぎが良くないということですか」

佐々木
「良くないどころか、洗いすぎは危険です」

一同
「えっ、危険?」

佐々木
「危険です。肛門ボロボロになってますよ。みなさん」

がっくん
「どこからが洗いすぎになるんですか」

佐々木
「洗浄時間は3秒以内。水圧と水温は一番低く。温水は皮膚が荒れますよ」

あくにゃん
「えー! 温水の方が体によさそうなのに。でも温水洗浄便座って手放せない現代人は多いと思います」

なえなの
「そんなにするの? 苦手だな」

がっくん
「僕もしないですよ」

佐々木
「そもそもすっきり排便できていたら、洗う必要ないんです」

あくにゃん
「紙で拭き取るときも、強くごしごしやらないほうがいい、ということですか」

佐々木
「そうです。ふわっとテニスボール大くらいに紙を丸めて、ポンポンと押さえ拭きをします」

あくにゃん
「こすっちゃダメなんですね」

佐々木
「ダメ」

あくにゃん
「結構みんな肛門に負担かけてるんだね」

なえなの
「赤ちゃんの時からじゃない?」

あくにゃん
「確かに。赤ちゃん、結構ガシガシやってるよね。お母さんとかお父さん」

がっくん
「これは僕らが親になった時に気をつけなきゃいけない。ポンポンして」

佐々木
「そうです」

 

温水洗浄便座はウイルスが繁殖しやすい環境

なえなの
「温水洗浄便座を使わないのには理由があって。お水が出て、人に触れるじゃん。その触れたお水って、機械にかかってるじゃん。次に使う人の水が出るときに、菌がつくと思う。だから嫌なの」

佐々木
「おっしゃった通りで、きちんと掃除されていないと、落下した便がノズルの先に付いていたり、ノズルが戻って格納される部分がカビだらけだったりするんですよね」

一同
「うわー。そんなイメージあります」

佐々木
「ぬるいお湯がずっとノズルの中に溜まっていて、きちんと掃除しないとウイルスが繁殖しやすい」

がっくん
「やっぱそうか」

なえなの
「ずっと気になってた。だから嫌だったの」

あくにゃん
「すごい進化しているはずなのに。うーん、でもやめられないな」

がっくん
「これ聞いてもですか」

あくにゃん
「うーん。やばいなと思いつつ」

がっくん
「でも3秒以内ならいいかもしれないです」

あくにゃん
「早押しかも。「おしり」「止める」みたいな(笑)。先生、YouTubeチャンネルも開設されたそうですね。」

佐々木
「まだ開設して1回しか動画を上げていないんですが、痔の解説や患者さんからのお悩み相談をやっていきます」

あくにゃん
「最後にお知らせはありますか」

佐々木
ブログを毎日更新しているので、読んでいただけるとお尻のことがよくわかると思います。本と合わせてよろしくお願いします」

bizble編集部より

bizbleでは不定期で「ハッシュタグZ」の出演依頼のコーナーを記事化します。番組はLINE LIVEでも生配信しています。

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