「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
71年前の1950年7月5日、東京・後楽園球場でプロ野球の公式戦、パ・リーグの毎日対大映の試合が夜間に行われました。
プロ野球で初のナイター(ナイトゲーム)でした。
《ウチワも用なし プロ野球 初の夜間試合》
翌日の朝日新聞朝刊は、そんな見出しで初のナイターを伝えました。
「ナイター」は和製英語で、この試合の新聞記事ではまだ使われていません。
当時は「夜間試合」と呼ばれていました。
セ・リーグでは初めてのナイターは、同じ年の7月11日に後楽園球場で行われました。
西日本対広島、巨人対松竹の変則ダブルヘッダーでした。
戦後、国民的スポーツへと発展を遂げたプロ野球。
セントラルとパシフィックの2リーグ制になり、スター選手も相次いで誕生しました。
そんな人気を背景に、平日でも観客が集まりやすいナイターが主流になっていきました。
近年は、平日はナイターを開催し、土日や祝日は日中のデーゲームにする球団が多いようです。
ただ屋外球場では、暑い夏は土日の試合でもナイターにしたり、全国の球場を移動する選手たちの負担を考えてナイターかデーゲームかを決めたりするケースもあるようです。