視力を上げるだけじゃない 自分に合ったメガネ、選んでる?【ハッシュタグZ】#5月29日放送回

視力を上げるだけじゃない 自分に合ったメガネ、選んでる?【ハッシュタグZ】#5月29日放送回

オフタイム

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ!」とbizbleがコラボ! 話題のあの人にZ世代が深掘りする「出演依頼のコーナー」の放送内容を、番組に寄せられたコメントとともにお伝えします。

ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」は毎週土曜22時~23時に放送中の、Z世代が自分たちの目線で物事を深掘りし、それぞれのテーマについて討論する番組です。

5月29日放送回の「出演依頼のコーナー」には、東京・吉祥寺の『オプテリアグラシアス』というメガネ店で、その人に似合うピッタリのメガネを販売している有限会社ojim(オジム)代表取締役の伊藤次郎さんが出演。

出演者の阿久津愼太郎さん(25)、田中雅功さん(19)、なえなのさん(20)の3人と、メガネ業界のあれこれや、似合うメガネの選び方について語りました。

出演者

※以下、いずれも敬称略

阿久津愼太郎(あくつ・しんたろう)

1995年生まれ。K-POP、ジャニーズ、地下アイドルなど、あらゆる男性アイドルを推すヲタクYouTuber。国内外の現場に通うフットワークの軽さや冷静な分析力は、ほかのヲタクからも支持されている。イベントMCとしても活動中。

田中雅功(たなか・がく)

2002年生まれ。東京都出身。フォークデュオ「さくらしめじ」としてアーティスト活動の他、小説家としても活動中。

なえなの

2001年生まれ。TikTokやYouTubeを中心に活動し、SNSの総フォロワー数が300万以上の「今最もZ世代に推されている女の子」としてSNSインフルエンサー・タレント・モデルとして活動中。

 

吉祥寺の小さな店に全国からお客さん

阿久津愼太郎(以下あくにゃん)
「伊藤さんのメガネ店がどんなお店か教えて下さい」

伊藤次郎(以下伊藤)
「小さいですけど、ちょっと変わったお店で。気付いたら全国からお客さんがいらっしゃるようになっていたという」

田中雅功(以下がっくん)
「変わったというと」

(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、なえなのさん、田中雅功さん、伊藤次郎さん
(右奥から時計まわりに)阿久津愼太郎さん、なえなのさん、田中雅功さん、伊藤次郎さん

伊藤
「斜視って分かりますか? 斜視の手前の『斜位(しゃい)』の矯正をメインにして喜ばれています。斜位で目が疲れちゃう、斜位で頭痛が止まらないという方が一定数いらっしゃるので。僕、RTM式眼鏡調整法というのをやってるんです」

がっくん
「かっこいい」

伊藤
「かっこいいよね。Rがリラックス、Tがトレーニング、Mがマスター。緩めて鍛えて使いこなすっていう」

なえなの
「かっこよ!」

伊藤
「ありがとうございます。プリズムというレンズを入れると、目の筋肉が緩むんです。それで目をしっかり使えるようになると、トレーニングになります。例えば上手にメガネを調整してあげると、本を読むのが速くなったりね」

がっくん
「へー」

伊藤
「意外とすごいんです、メガネって。普通のメガネ屋さんはただ視力を出すだけですけど、うちは例えば目的とする距離に合わせましょうと。例えば映画の字幕がよく見えるメガネでパソコン作業を10時間やったら疲れちゃう。パソコンの距離、50~60センチに焦点を合わせたメガネで目の運動量をコントロールしましょうと。それがリラックス、緩めるって意味です」

一同
「深~い」

あくにゃん
「最近ブルーライトカットも一般的になってきましたよね。3歳くらいの子もそれかけてYouTube見るみたいな」

伊藤
「おっしゃる通りです。10歳の男の子がうちのメガネ屋さんに相談に来て、Zoomで授業を受けるとまぶしくてつらいから、それ用のメガネを作って下さいと。そんなニーズも生まれています」

がっくん
「僕もあくにゃんもなえなのさんも、携帯見たりパソコン見たりする時間が他の人より長いじゃないですか。僕、最近そういうのほしいなと思っていて」

伊藤
「メガネ選びをする時、例えばどこのブランドがかっこいいとか、そこまでは多くの人がたどり着くんです。でもメガネをどう機能的に仕立てて、どう自分の暮らしを変えていくかって考えてメガネ屋さん選びをされたことってないでしょう?」

がっくん
「ないです」

伊藤
「例えば食べ物屋さんだったら『食べログ』があるじゃない。4点以上だったらそこそこだな、というイメージがあるじゃないですか。そういうものがメガネ業界にもあればいいんですけど、残念ながらない。みなさんが自力で良いメガネ屋さんにたどり着くってすんごい難しいんですよ」

がっくん
「メガネ屋さんで違うっていう概念が、そもそもなかったです」

伊藤
「日本のマーケットの規模がだいたい4000億円ぐらいで、だいたい8割を大手量販店が占めていると言われています。日本の多くの人たちは、大手の理屈、プロモーション、広報によって商品を選ばされているし、誘導されていると言っても過言じゃないですね。中小零細の僕みたいなこと言ってるおじさんは、ただの変態ですよ」

メガネ業界の「食べログ」を作りたい

あくにゃん
「自称メガネオタクだそうですね」

伊藤
「そうです。せっかく若い人たちの前なので言いたいんですけど、僕ね、本当にダメダメ人間なんです。なんだけど、初めてメガネ業界の人が僕のことを褒めてくれたの。『伊藤君、君はすごいよ』って。それで僕の人生ガラッと変わったの。だからね、捨てられた子犬がメガネ業界に拾われた、そんな感覚なんです。ですからいつかメガネ業界に恩返ししたいなーって。そんな思いでお店やってます」

なえなの
「すてきー」

あくにゃん
「メガネとの出会いはなんだったんですか」

伊藤
「もともと牛丼屋の店長やってました」

一同
「えーっ」

伊藤
「その前は建築屋さんなんですよ」

一同
「えーっ」

伊藤
「建築業界で体壊して、牛丼業界でも体壊して、結局どの業界でも認められなかったし通用しなかったんですね。それがメガネ業界入って、自信をなくしてた僕に、お師匠さんが『伊藤君、君はすごいから頑張りなさい』。たったこの一言で僕の人生変わったの。だから、もしあなたたちがもっと大人になって、もっと若い子がいた時に、その子たちのいいとこ見つけられたら、ぜひ言葉にして言ってあげてほしいなーと」

がっくん
「今日こんなジーンとなる予定じゃなかったんで。ちょっとビックリしてます。そんな伊藤さんに1個だけ。メガネの一番の良さって何ですか」

伊藤
「ファッションアイテムでありながら、実は医療器具ですから。見えるだけじゃなくて、健康にプラスに働くアクセサリーってほかにないでしょ。日本ではファッションアイテム化しているし、低価格化しているけど、医療器具という原点に返って、メガネ選び、メガネ屋さん選びをして、快適な暮らしをクリエイトしてほしい。今の日本のメガネ業界だと、例えば国家資格化もされてないし、良いメガネ屋さんにたどり着くことが至難の業なんだよね。だから僕はメガネ業界版の『食べログ』になるもの、『メガログ』というのを商標登録して、社団法人まで作って一生懸命やってるんだけど」

一同
「へー。メガログ?」

伊藤
「みなさんの声を集めて、メガネのログ(記録)を残していく。例えばこのメガネ屋さんがウソついてたよとか。僕らはウソをつこうと思ったらつけるんです。だけど僕はお客様にウソをつかない店づくりをしています」

がっくん
「なるほど」

伊藤
「本当のことを言えばいい。それが専門家であり、オタクであり、変態な僕の責務かなと思っています」

なえなの
「しゃべりから愛が伝わってきます。メガネ愛が」

うちのメガネは高い その理由は

あくにゃん
「一方で技術的にもすごいと。ハイブリッドな視力検査をされているそうですが」

伊藤
「日本には、大きく言ってドイツから来た検査理論とアメリカから来た検査理論があるんですが、一長一短なんです。だから僕はそれぞれのいいとこ取りをした上で、ジャパンオリジナルの検査理論を作って世界に発信しようぜと。それが今思っていること」

がっくん
「へー。メガネの話をここまでしたこと自体、そんなになかったです。すごい新鮮ですね」

伊藤
「ぜひ違うワードでググってみてほしいなあ。こだわりのメガネ屋さんのホームページも見てほしいし」

がっくん
「大手じゃないメガネ屋さんって、ちょっと敷居が高いイメージがあるんですけど」

伊藤
「うちは値段も高いんだけど。そもそも高いメガネと安いメガネって何が違うのと」

がっくん
「気になりますね。そこ」

伊藤
「メガネの値段の多くは、原材料費じゃなくて手間ひまなの。素材をどうやって一つの商品に仕上げていくか。そこに僕らは心血を注いでいて。半製品から製品化するために、僕らは視力測定をして、レンズを削って、フィッティングをして。この3つで良質な完成品として提供するんです。例えばうちでは検査は30分から1時間くらいかけてるの」

一同
「えー! そんなに」

伊藤
「本当に困っている人にとっては、それくらいやってもらったほうが安心する。でも一方で、困っていない人でもうちでメガネを作ったら、作業効率が上がったとか疲労感が軽減したとか、いくらでも起こりうる。自分を大事にするための第一歩として、良いメガネを作るのは、自分へのプレゼントになるんじゃないかな」

がっくん
「確かに普段一番使っている体の部位はどこかと言われたら、目かもしれない」

なえなの
「起きてる間ずっと開いてるもんね」

伊藤
「簡単で便利な商売がトレンドになっちゃったでしょ。例えばファストファッションって、中国で作ったものが安く入ってきて、アパレルの単価がグッと下がっていった。それと同じことがメガネ業界でも起こったんですよ。だけど、メガネ業界とアパレルの違いは、健康にマイナスの効果があるかどうかです。安い洋服を着て健康被害があったなんて聞いたことないでしょ。でも、下手なメガネを使うと実は目が疲れるとか頭痛がするなんてことが、十分に起こりうるんですね。だから若い人がそこにもう少し意識を向けてくれたらと思うな」

世界初!「利き顔」に合わせた設計

なえなの
「ちなみに伊藤さんが今日かけていらっしゃるのは、いくらくらいで、どういう効果のあるメガネですか」

伊藤
「僕、斜視なんです。パッと見てわからないと思うんですけど。斜視矯正のメガネで、だいたい15万円くらいじゃないかな」

あくにゃん
「フレームやレンズの形も独特ですよね」

伊藤
「ラディッシュシェイプっていうんですけど。ラディッシュって野菜の形です。僕がデザインしているんです。これね、『利き顔』に合わせて右利き用左利き用を提案できる、世界初の独特な設計なんです」

一同
「えー!」

伊藤
「これ左右非対称なの分かります?」 

なえなの
「左のほうが大きい」

伊藤
「大きさは実は一緒なんです」

なえなの
「えっ!」

伊藤
「でも大きく見えるでしょう。こっち側が似合う人を右利き用と定義したんです。右目の上にアクセントが来る。逆にアクセントがくるものを左利き用です。かけてみて下さい」

(がっくんメガネをかける)

あくにゃん
「かわいい」

伊藤
「これが右利き用です。で、左利き用をかけると、一方がなじんでいて、一方が違和感を感じるんですよ」

なえなの
「今のフィットしてたように見えた」

伊藤
「こっちは左右非対称な顔に見えちゃってる。こっちの方がバランスが取れています」

あくにゃん
「ファンの方は『どっちもかわいい』と言ってます」

がっくん
「後でアーカイブ見よう」

あくにゃん
「ほんとだ。さっきの方がよかったってコメントしてる人がいる」

なえなの
「わかるんだねー」

伊藤
「前髪を作ってらっしゃる方はアンダーリングというタイプをかけると……」

あくにゃん
「フレームの上がない状態ってことですか」

伊藤
「そうです。そうすると前髪とケンカしないんです」

(なえなのメガネをかける)

がっくん
「ああー」

伊藤
「茶色い髪の人は、結構こういう暗めの色のものが」

(あくにゃんメガネをかける)

あくにゃん
「ほんとだ。意外と気にならない。すごい」

伊藤
「その高さに収まるようにフィッティングするのが大事です。明るい髪に対して重たい色を持ってくることでバランスが取れて、重たくならないんですね」

なえなの
「インテリに見える。頭良さそうだよ。あくにゃん」

がっくん
「ファッション性がすごい」

あくにゃん
「メガネって印象操作もできるよね」

伊藤
「そうです。みなさん、メガネ屋さんでは自分のイメージと真逆のものを選んで下さい。自分に足りないものをメガネで補う感覚を持たなきゃいけない。なのに多くの人は、自分のイメージに近いものを選んでしまう。だからキツネ目の人が、つり目のメガネを選んじゃうと、怖そうな顔ができあがっちゃう。キツネ目の人は逆に丸メガネでかわいくしてあげるのがいいと思います。

がっくん
「(コメント欄に)メガネほしくなってる人がいっぱいいます」

伊藤
「あとはメガネ屋さんをこき使う。店員さんに提案させるんです。メガネを選ぶ時、最初に考えなきゃいけないのは第一印象なんです。自分の第一印象なんて言えないでしょ。だから第三者の意見が必要です」

bizble編集部より

bizbleでは不定期で「ハッシュタグZ」の出演依頼のコーナーを記事化します。番組はLINE LIVEでも生配信しています。

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