【おすすめ本紹介】道をひらく

【おすすめ本紹介】道をひらく

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レビュー

松下幸之助氏は、明治に生まれ、平成元年に没した実業家である。一代にしてパナソニックを築きあげたその手腕から「経営の神様」と称えられる、日本の誇る偉人のひとりといっていい人物だろう。23歳で起業してから94歳でこの世を去るまで、単に実業家として利益をあげただけではなく、PHP研究所や松下政経塾を設立し、多数の人材を輩出するなど、広く天下国家のために尽くした人物でもあった。

本書『道をひらく』は、松下幸之助氏がPHP研究所の機関誌「PHP」に寄せた短文をまとめたものだ。「その一篇一篇は、時にふれ折りにふれての感懐をそのまま綴ったものである」と本人はまえがきで語っているが、その考え方やものの見方には、松下幸之助氏の成功の裏側にあった、普遍的な哲学が流れている。

本書の持つ意味について、要約者が語るべきことは多くない。代わりに本書の序文の一部を以下に引用しよう。

「雨がふれば 人はなにげなく 傘をひらく/この 自然な心の働きに その素直さに/私たちは日ごろ あまり気づいてはいない/だが この素直な心 自然な心のなかにこそ/物事のありのままの姿 真実をつかむ/偉大な力があることを 学びたい」

要点

人には、与えられた道がある。歩いているときは遠い道のように思えても、休まず歩いていれば、必ず新しい道がひらけてくる。

雨が降った時、傘や風呂敷がなければぬれるしかない。雨があがったら、もう二度とぬれないために用意しよう。

人より一時間多く働くことは尊い。一方で、一時間少なく働いて、それでいてより多くの成果をあげることも、同じように尊い。楽々と働き、それでいてすばらしい成果があげられるよう、くふうをこらしたいものだ。

著者

松下幸之助(まつした こうのすけ)
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。
明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電燈株式会社に勤務。大正7(1918)年、 23歳で松下電気器具製作所(昭和10年に松下電器産業に改称)を創業。昭和21(1946)年には、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄 によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。平成元(1989)年に94歳で没。

出版社

PHP研究所

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