【おすすめ本紹介】世界最高の話し方

【おすすめ本紹介】世界最高の話し方

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本の要約サービス「flier(フライヤー)」とbizbleがコラボ。日々の生活が豊かになるような、ビジネスパーソンにおすすめの本を紹介します。

レビュー

プレゼンと英会話には、共通点がある。いずれも最初は「失敗したら恥ずかしい」と引っ込み思案になり、できるだけ無難にやり過ごそうとする。「何としてもこれだけは言わなくては」という場面がくると、用意したメッセージを一生懸命しゃべるのだが、なかなかうまく伝わらない。このような状態で悩んでいるビジネスパーソンは多いのではないだろうか。

本書はまさにプレゼンをはじめ、「伝える」ことに悩んでいるビジネスパーソンのための書だ。著者が強調するのは、相手の感情を動かすことの重要性である。一方的に話すのではなく、話し手と聞き手が双方向にやりとりし、そこに何らかの「化学反応」が起きたとき、はじめて伝わり、人が動く。「言えば、伝わる」と思うのは、大きな間違いなのだ。

アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンは、聞き手を魔法にかけると言われるほどのものだった。彼は生まれつきそのような素質を備えていたのだろうか? それも多少はあるかもしれない。しかしあくまで「多少」だ。ジョブズのような不世出のカリスマでも、重要なプレゼンがあると、本番の数週間前から準備してリハーサルを繰り返していたのだという。

話し方がうまくなりたいなら、練習するのみだ。本書に従い、TEDトークなどでお手本となる話し方を繰り返し見たら、あとはスポーツのように体にしみこませよう。プレゼンで、そして日常のビジネスの場で言いたいことが伝えられるようになれば、英会話ができるようになるのと同じくらい、人生が変わるだろう。

要点

人は自分の聞きたい情報だけ受け入れるものだ。正論やファクトを振りかざしても、相手の心は動かせない。

簡潔に要点を伝えるには、(1)言いたいことを全部出す、(2)出した中から「心が動く言葉」をピックアップする、(3)13文字程度に「たたむ」という3つのステップを踏むとよい。

「論理」と「感情」の両輪を使った「エモロジカル」な話し方をすれば、簡単に人を動かすことができる。重要なのは、絵を見せるように話すことだ。

著者

岡本純子(おかもと じゅんこ)
「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。英ケンブリッジ大学院国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。
1991年、読売新聞社に入社。経済部記者時代に、孫正義ソフトバンク社長など、世界の経済人、政治家を多数取材する。2001年に退社後、渡米してメディア研究に従事したのち、電通パブリックリレーションズに入社。「PRコンサルタント」として日本のトップリーダーのメディアトレーニング、プレゼンコーチングを始める。
2014年に再び渡米し、ニューヨークで、俳優や大学教授、企業エグゼクティブ、ボイストレーナー、ボディランゲージやプレゼンの専門家たちから、「グローバルリーダー」のコミュニケーション術を学ぶ。帰国後、株式会社グローコムを立ち上げ、以後、エグゼクティブ向けコミュニケーションコーチ、企業PRコンサルタント、ジャーナリストとして活動する。
新聞記者時代に鍛えた「言語化力」「表現力」とニューヨークで学んだ「パフォーマンス力」「科学的知見」を融合したノウハウをもとに、大手都市銀行、商社、電機メーカー、自動車メーカー、通信会社など日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。
これまでに1000人を超える社長、企業幹部に、「秘伝のコミュニケーションノウハウ」を伝授。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
「東洋経済オンライン」「プレジデントオンライン」などでは、「コミュ力の鍛え方」について、定期的に情報発信をしている。

出版社

東洋経済新報社

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