【おすすめ本紹介】できるリーダーは、「これ」しかやらない

【おすすめ本紹介】できるリーダーは、「これ」しかやらない

オフタイム

本の要約サービス「flier(フライヤー)」とbizbleがコラボ。日々の生活が豊かになるような、ビジネスパーソンにおすすめの本を紹介します。

レビュー

多忙を極めるリーダーの中には、マネジメントの時間が取れないという悩みを抱いている方も多いのではないだろうか。だが実はその悩みは、頑張るポイントを変えるだけで解決する。部下に仕事を任せればいいのだ。

といっても、ただ仕事を任せればいいというものではない。それでは放任になってしまうし、部下は成長せず、不満が募るばかりだ。著者によると、「部下やメンバーが、挑戦を楽しんでおり、仕事を通じて成長を感じている状態」、つまり「ワクワク」している状態でなければ、リーダーの悩みは解決できないのだという。

本書には、多忙なリーダーの悩みを解決する方法が、実例を交えながらまとめられている。その内容は、リーダーとしての振る舞い方、部下のやる気を引き出す方法、部下を導くための「やる気の方程式」やSMARTの法則、戦えるチームを作るための設計図や仕組みの作り方など、多岐にわたる。いずれも、現代のリーダーが押さえておくべきものばかりだ。たとえば、ほめ方に関して。部下のモチベーションを上げたいなら、実績や結果ではなく、能力や内面をほめることが重要なのだという。

もしかすると、自分のマネジメントに満足している人もいるかもしれない。だが、本書を読めば、自分のリーダーとしてのあり方を見直したくなるはずだ。うまくいっている時でも、あえて立ち止まり、本書を手に取ってみていただきたい。

要点

働き方改革で業務時間の短縮が目指される中、多くのプレイングマネジャーたちは、十分なマネジメントの時間を取れずにいる。

業務に追われるリーダーが考えるべきは、「いかに速くやるか」ではなく、「いかに任せていくか」である。

部下のモチベーションを上げるためには、「部下の成長機会」を提供する必要がある。部下の成長機会を作るためには、「Will-Can-Must」という動機づけの法則に則るとよい。また、背伸びをすれば届くくらいの、明確な目標を立てることも重要である。

著者

伊庭 正康(いば まさやす)
1969年京都府生まれ。1991年リクルートグループ(求人情報事業)入社。営業としては致命的となる人見知りを、4万件を超える訪問活動を通じ克服。それでもリーダーになるのは避けていたが、ある時リーダーに抜擢されたことから一念発起。当初は「任せ下手」で苦しむも、うまくいっているリーダーの行動を徹底的に観察するなどして、独自かつ効果的な「任せ方」を体得。その結果、プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞(社内表彰は累計40回以上)。営業部長、(株)フロムエーキャリア代表取締役など、重要ポストも歴任する。
短期間で成果を出す手法を駆使して「残業しないチーム」を実現したこと、また管理職を務めていた11年間、メンタルダウンする部下や入社3年以内の自主退職者を1人も出さずに済んだことが、ひそかな自慢。
2011年、企業研修を提供する(株)らしさラボを設立。営業リーダー、営業マンのパフォーマンスを飛躍的に向上させるオリジナルの手法(研修+コーチング)が評判を呼び、年間260回にのぼるセッション(営業研修・営業リーダー研修・コーチング・講演)を自ら行っている。リピート率は95%。
著書に『強いチームをつくる! リーダーの心得』『営業の一流、二流、三流』(ともに明日香出版社)、『「ゆとり世代」を即戦力にする5つの極意』(マガジンハウス)、『会社では教えてもらえない 残業ゼロの人の段取りのキホン』(すばる舎)などがある。

出版社

PHP研究所

オフタイム

わたしのジョブチェンジ

ロングセラーの秘伝

リーダーの若手時代