【6話】お給料からいろいろ引かれているお金、損してないの?

【6話】お給料からいろいろ引かれているお金、損してないの?

ライフ・マネー

生まれた日の日経平均株価が最も高かった男、金田幸之助31歳。ファイナンシャルプランナーの叔母・晶恵に給与明細の見方を教えてもらうことになったが、給料から引かれている金額が何のためのお金なのかがわからない。幸之助は晶恵に聞いた。「これ引かれ損みたいなところない?」
文:bizble編集部 監修:深田晶恵 イラスト:千葉さやか

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称などは架空であり、実在のものとは関係ありません。

「なるほどね。じゃ幸之助のお給料から引かれているお金が何のためのものなのか、説明するわね」

幸之助の給与明細
幸之助の給与明細

 

「まず結論から言うと、引かれ損ってことはないわ」

その言葉を聞いて少し安心したが、それにしてもいまいち恩恵を受けていないような気もして、すぐに納得はいかなかった。

「まず厚生年金、雇用保険、健康保険ね。こういう社会保険料は、どれもあなた自身のためのものよ。厚生年金は老後のため、雇用保険は失業したときのため、健康保険は医療費を3割負担で済ませるため」

言われてみればそうだった。ただ幸之助が気になったのは所得税と住民税だ。

「でも所得税と住民税も自分のためなの? どうしてもマイナスのイメージがあるんだけど」

「税金は会社員だろうが自営業だろうが、払わないといけないものでしょ。私がこんなこと言うのも変だけど、税金がないと公共のサービスなくなっちゃうし、どこへ行っても舗装されている道路とか、公共のトイレがきれいなのは税金のおかげ」

ぐうの音も出なかった。晶恵は続けた。

「それに税金を忘れずに納めようと思ったら結構面倒だから、そういう意味で毎月お給料から引かれてるほうが楽だと私は思うけどね」

幸之助はなんとなく気になっていたことを晶恵に聞いた。

「住民税って住んでるところによって変わるんだよね?」

「どういうこと?」

「東京23区って高いんじゃないの? なんか高そう」

「同じよ。どこに住んでても、一律10%で変わらないわよ」

知らなかった。そこまで大きくは変わらなくても、都市部は高いとか、なんとなく住む地域によって変わるものだと思っていた。

「所得税は累進課税で、5%からスタートして所得が増えると10%、20%…って税率が高くなって最高税率は45%! 住民税は一律10%なの。がんばって働いてお給料がアップすると、所得税のほうが負担増になるときが来ると思うわよ」

幸之助は保険料の高さも気になっていた。

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