【2話】ランチや飲み会にかかったお金、家計簿につけるときは何費?

【2話】ランチや飲み会にかかったお金、家計簿につけるときは何費?

ライフ・マネー

生まれた日の日経平均株価が最も高かった男、金田幸之助31歳。ファイナンシャルプランナーの叔母・晶恵にお金の悩みを相談したところ、家計簿の記入と提出を求められた。家計簿を見た叔母からは無駄遣いを指摘されると思ったが、「なんとなく書いている」という注意を受ける。
文:bizble編集部 監修:深田晶恵 イラスト:千葉さやか

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称などは架空であり、実在のものとは関係ありません。

「これ、なんとなく書いてるでしょ」

赤字じゃない?! とか。貯金は? とか。バイクいらないでしょ! とか。
そういう注意を受けると思っていた幸之助は、予想外の指摘に驚いた。
「なんとなく、っていうのは?」
「独身のあなたがよく使うであろう外食費はどこに入ってるの? 食費? 交際費?」


痛いところを突かれた。確かに晶恵の指摘どおり、外食費という項目は設けていない。

「外食は食費に入れたかな」
「それだと外食費が分からないわよね」
「食べたことだから食費にしたんだけど。一人のときは食費、複数で食べたときは交際費、かな」

 

「トイレットペーパーとか洗剤とか、そういう日用品はどの費目に入っているの?」

またも痛いところを突かれた。
「入ってないです。すんません」
「別に謝んなくていいのよ。ただ、無駄遣いを減らすことも大事だけど、まずは何にいくら使ったかを自分で把握することが大事ね。だから、まず家計簿をつけるときの費目を変えたほうがいいわよ」

そう言って、晶恵はノートになにやら書き加えた。

 

「まず駐車場費とローン、っていうのはバイクにかかっているお金でしょ? それにここには書いてないけど保険料も払ってるはずだからちゃんと計算して把握すること」
「それで食費と日用品はまとめて、『おうち費用』にするとか。ここの食費は、自炊したり、家でご飯食べるときに使ったお金ね。コロナで在宅仕事が増えたから、おうち費用が増えている人は多いと思う」
「最後に外食と交際費はまとめる。最近はそんなにないかもしれないけど、ランチとか夜の飲み会とかもここに含める」


まず何にお金を使ったかを把握する。当たり前だが、これまで面倒くさがって、その当たり前をしてこなかった自分自身を反省した。


「バイクの保険はいくら払っているかはわかる?」
「たしか毎年、2万円ちょっと払っていたような」
「じゃあ、月2000円くらいね。自炊の食費と日用品はだいたいどれくらいかかってる?」

次から次へと、何にいくら使っているか、晶恵から質問された。幸之助がすぐに答えられないときは、晶恵が相場を教えてくれた。


「幸之助の現状はだいたいこんな感じになるかな」

 

「だいぶすっきりした感じがする」
「でしょ? まず何にお金を使っているかをはっきりさせる。次に何が必要だと思う?」


「どこのお金を節約すればいいか、かな」
「それも大事だけど、もっと大事なのは、自分の収入なら月にいくら貯金できる余力があるかを知ること。月に貯金する額を決めれば、どの費用をどれだけ節約すればいいかを考えられるわ」

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